「最近、親が外に出たがらなくて…」と感じていませんか?
- 買い物も面倒くさいと言って出かけなくなった
- 以前は散歩していたのに、最近は家にこもりがち
- ずっと家にいる姿を見ていると、ちょっと心配になる…
でも、無理に外出を勧めると嫌がられるし、言い方を間違えると気まずくなることも。
親の気持ちを尊重しながら、どう外に誘えばいいのか…迷いますよね。
このまま家にばかりいると、気分が沈みがちになったり、活動量が減ってしまうのでは?
そんな不安を抱えている方は、実はとても多いです。
けれど、健康や運動の話をしても響かないことがほとんど。
大切なのは、「気分が変わる」「楽しそう」と思えるきっかけを用意することです。

この記事では、親が「外に出たい」と思ってくれるような、自然で気軽な外出の工夫を5つご紹介します。
どれも押しつけがましくなく、生活の中でサッと使える実践例ばかり。
あなたの親御さんにもきっとフィットするヒントがあるはずです。
1. 「目的のない散歩」ではなく、「ついでの外出」にする
×「散歩しようよ」
○「コンビニに付き合ってほしいんだけど」
“ただ歩く”ことに興味を持てなくても、「用事があるから一緒に来てほしい」と言われると、自然と体が動きます。
ポイントは**“必要とされている”形にすること**。
「ちょっと一緒に」と言えば、気軽に外出できる理由になります。
2. 外に出たくなる“ごほうび”をセットで用意する
「あのパン屋さんの新作出たらしいよ」
「商店街のガチャポン、孫がやりたいって」
目的地に“楽しみ”を加えることで、「ちょっと行ってみようかな」という気持ちが起こります。
おいしいもの・ちょっとした買い物・話のネタになる場所は、親世代の心をくすぐります。
3. 天気の話題からさりげなく誘導する
「今日は気持ちいい天気だね」→「ちょっと外出たくなるね」
会話の中に“気候”を入れると、動きやすい雰囲気になります。
「天気もいいし、近くまでちょっと行ってみる?」と、無理なく自然な流れを作れます。

4. 昔の外出エピソードを話題に出す
「前に行ったあの公園、また行きたいな」
「あのお店、まだあるかな?」
“懐かしい”をキーワードにすると、親の中で思い出がよみがえり、再訪へのモチベーションが生まれます。
一緒に思い出話をしながら外出のきっかけをつくるのがポイントです。
5. 「健康のために」ではなく「誰かのために」誘う
「孫が会いたがってたよ」
「近所の◯◯さんも会いたいって言ってた」
“誰かのために動く”ことには、高齢の親世代も動機づけされやすい傾向があります。
「自分のため」よりも、「誰かの希望に応える」ことの方が行動しやすいことも多いです。
どの方法も、日常のちょっとした会話や行動の中で使えるものばかりです。
無理に外出を促すのではなく、「きっかけ」や「理由」を一緒に作っていくという意識が大切です。
私も最初は「出かけたら?」と繰り返していましたが、効果はゼロ。
ある日「パン屋の新作出たらしいよ」と言ったら、「行ってみようか」とすぐに立ち上がってくれて、びっくりしました。
気負わず、気軽に。
あなたの「ちょっとした言葉」が、親の行動を変える第一歩になるかもしれません。
最後に
「外に出てほしい」と思うのは、親を大切に思うからこそ。
その気持ちはきっと伝わります。
このブログでは、親の体や生活に寄り添うための“やさしい工夫”をこれからも紹介していきます。
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